出入口の精神で受け継がれる会社の歴史

ナスクの歴史は、創業者である永田重志が、1947年に建具工事業で創業したところからはじまりました。事業を拡大する中、永田重志は、海難事故に遭い54歳という若さで逝去。
息子である永田利一が、22歳で代表取締役に就任することとなりました。
2代目の永田利一は、東京の大手損害保険会社に就職していたため、木工に関する知識は全くなく、
右も左もわからない状況で経営をスタート。
お客様にお出しする見積も、値付けが分からず、先方に言われるがままの金額で提出するようなこともある状態でした。
仕事を頂くためにとにかく駆けずり回って頭を下げ続けていると、手を差し伸べてくれるような方々が現れました。見積書ひとつをとっても、値段設定の考え方から教えてくださり、金額が安すぎる場合にはそれを修正するよう指導して頂きました。
そして、後から振り返ってみると、そうして手を差し伸べてくれるような企業はその後も長く繁栄し、一方で、相手の弱みにつけ込み、妥当ではない見積を要求するような企業は軒並み無くなっていることに気がついたのです。
自分の利を先に得ようとするのではなく、まずは相手の利を先に考えることの重要性を、「出入口の精神」という価値観で定義し、ナスクの根幹を支える考え方として重んじてきました。

「出入口」という言葉は「出る」から始まっています。決して、「入出口」という言い方はしません。
まず、お客様の利益を第一に、自分たちの持てる力を発揮し、お客様の喜びの実現を目指す。
そうすることで、後から結果的にお客様の信頼を得ることに繋がっていく。
これが、出すことを先、入れることを後にした、ナスクに創業から根付いている、「出入口の精神」です。

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